年初にExcelの研修を受講しました。
逆の立場でExcel研修を受けるのが新鮮で、いろいろと勉強になりました。
講師の言葉で印象だったのが「これまでは部署で一人Excelが出来る人がいればよかったのが、これからは部署全員がExcelが出来ないといけない時代となる」です。
働き化改革が叫ばれているものの、現状の働き方改革というのは勤務形態やシステム(RPA等)といったハード面ばかり着目されており、従業員一人一人の作業効率を高めるというソフト面については軽視されているように思われます。
例えば、子供(会社)がガラケー(旧システム)を使っている老齢の親(従業員)に高性能だからとiPhone(RPA等)を買ってあげたとしても、使えこなせないどころか寧ろガラケーの方が簡単だったとマイナス扱いになるでしょう。子供とすればiPhoneにすることによって写真の共有やLINEでチャット出来るし便利になるしやってもらわないと困ると強調しても、親が面倒だとやる気がなければ結局無駄な投資になります。一方、現実には親がiPhoneを使いこなすには高いハードルがあります。まずはiPhoneを使ってもらうという意識改革、iPhoneを使うために操作に慣れてもらうために練習してもらう、必要に応じて自分で調べてもらうということをしないと使えるようにはなりません。同じように、これからは従業員に対しても高いレベルが要求されるようになります。
その一方、新しいシステムが導入&時間内で業務を終わらなければならないとなると、出来る人と出来ない人の差が顕著となり、結果として出来ない人のフォローを出来る人に押し付けるというのが増えるでしょう。しかし、仕事ができない人と仕事のできなる人とで給与にはほとんど差がないというのが現実です。世界で一番労働者に優しい日本の労働法下では能力不足での解雇がほぼ不可である状況において、”仕事できない方が仕事が楽”という仕事ができる人が抱くであろう不公平感に対してどのように対応できるでしょうか?
これまでは「いつかは評価される」といった精神論でごまかせたものが、現在の超売り手市場では優秀であればあるほど転職で流出してしまい、出来ない人しか職場に残らないという状況となりつつあります。最近の若者は優秀で情報多寡のため「いかに効率よく自分のスキルをアップし他社でも通用するスキルを身につけることができるか?」というのに非常に敏感です。このことに気づかず、「いつかは報われる」とか「ひたすら手作業で頑張るのが仕事」という意識しかない上司の下では、気が付いたら残ってほしい優秀な人はいなくなり、声ばかりでかい無能な人材しかいなくなるというリスクを認識すべきだと思います。特に優秀な人はあえて不満の声を上げる必要がなく(=上司が気づかない)転職可能な時代になっていることを認識すべきかと。
つまり、チームにおいてはWeakest linkを作らないように全員がExcelやシステムを使いこなせるのが当然に求められるでしょう。
というより、経理をやる以上はExcelやシステムを使いこなせて当然となってほしいですね。

